日別アーカイブ: 2015年2月10日

ダイハツ ムーヴ車検整備


愛知郡東郷町のお客様、ダイハツ ムーヴ L900Sの車検の依頼です。

年式のわりに走行距離の少ないクルマでしたが、経年劣化によりゴム部品の損傷が多くありました。

まず、ドライブシャフトのアウターブーツの破れ

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ステアリング・タイロッド・エンドブーツの破れがありました。

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大きな不良箇所はこの2点だったので、お客様に状態を連絡して、修理のご了承を頂きました。

ドライブシャフトのブーツ交換は、分割ブーツ(ピットワーク)という社外品を使います。

分割ブーツは賛否両論ありますが、ボクはこの分割ブーツに出会うまでは、否定派でした。

今までの分割ブーツは交換後に分割部分からグリスが染み出てきていたり、分割部分が割れていたりとあまりいい印象がなかったのです。

だけど、ピットワークの分割ブーツは分割部分を溶着剤でしっかり接合できるので、過去に交換後でグリスが染み出ていた経験はありません。

余談が長くなりました。

破れたブーツは取り外し、汚れたグリスはキレイに清掃して、分割ブーツに交換します。

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作業途中の写真は手が汚れるので、割愛させて頂き、いきなり作業後の写真です。

次に、ステアリング・タイロッドエンドブーツの交換です。

各自動車メーカーは、この部品のみで出荷しない事が多く、このような場合社外品で交換する方が価格的にお客様のためになるので、当店ではこういった対応をいたします。

まず、タイロッドエンドを切り離します。
当店では、ノックリムーバーという特殊工具を使います。

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こういった感じにセットして、ハンマーで下から何回か叩くと外れます。

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古い破れたブーツを外して、ボールジョイント部分の清掃と、ガタつきがないか確認します。
異常がないので、新しいグリスを入れてブーツを取り付けます。
ブーツの取り付けにはこんな特殊工具を使います。

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作業後の写真です。

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エブリーバン、足廻りの異音


愛知郡東郷町のお客様、スズキ エブリー DA64Vで走行中のマンホール等の路面の凹凸で、右前の足廻りから『カチン』と金属音がするから診てほしいと依頼がありました。

試運転すると、お客様が言うように『カチン』と金属音がしておりました。

工場に戻り、クルマをリフトで上げて目視にて点検しても、異常はありません。

可能性のある箇所を点検したところ、異常発見です。

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異常箇所はフロント・ロアアームのボールジョイント部分にガタがありました。
ロアアームを上下に揺らすと確認できました。

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この部分です。

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ロアアーム交換後、試運転にて異音がなくなった事を確認して、修理は完了です。
足廻りの交換なので、念のためサイドスリップ点検してお客様に納車しました。

異音などの故障も、お任せください。