ハイエース車検で入庫 エンジン警告灯点灯


日進市にお住いの既存のお客様。

ハイエース CBF-TRH200V

車検での入庫です。
お客様に気になる事はないか確認すると、だいぶ前からエンジン警告灯が点灯してるけど、走行に違和感ないから放置していたようです。
警告灯の点灯状態では車検不適合のため、修理しないといけません。

こんな場合はスキャンツールが必要です。
昔のような、経験によるカンでは現代の車は修理できません。
テキトーにあれこれ部品交換されても困るでしょ!

スキャンツールを車両につないで故障コードの確認です。


P0113:吸気温センサー系統(HIGH)
過去故障、現在故障も含めて3つも同じ故障コードが入ってます。
いったん全消去して、再度故障コード確認します。

現在故障が残っています。
P0113:吸気温センサー系統(HIGH)

次にECUデータモニターしてみましょう。

吸入空気温度が明らかにおかしな数値『-40℃』
この数値は断線してるっていう数値です。

吸気温センサー内で断線か、配線断線か、ECU不良か?
一番可能性があるのは吸気温センサー断線で、確認したいけど部品の取り付け部分が狭い!!

とりあえずフロントバンパー外して、エアーエレメントケース外してエアフロメーター取りついてるエアーダクトを外します。

実は吸気温センサーはエアフロメーターと一体になっており、トヨタの修理マニュアルではエアフロメーターの車両コネクタのTHA端子とE2端子を短絡させてデータモニターをして215℃に変わることを確認することで修理の切り分けを確認するのですが、作業スペースと時間の都合上、いきなりエアフロメーター交換しちゃいました。

交換後は警告灯も消えて正常になっております。
最後に故障コードを消去して終了です。

ホントは診断して故障の特定しないと、誤診のもとなので作業としてはNGです (;^_^A
スミマセン・・・。

作業してた時間が遅かったのと時間との戦いで、写真撮るのも忘れてます (;^_^A

無事に車検合格して納車可能になりました。

この度はありがとうございました。

対象車両情報

初年度登録年月 平成24年 メーカー・ブランド トヨタ
車種 ハイエースバン グレード スーパーGL
型式 CBF-TRH200V