エンジンオイル
<正常な働き>
エンジン・オイルはエンジン内部の摩擦部分の潤滑を行ってエンジンを滑らかに回転させ、更にエンジン内部で発生した不純物(鉄粉、燃えカス等)などを包み込みエンジン内部に傷がつくことや汚れることを防止しています。
<交換の必要性>
★point
エンジン・オイルが古くなってくると、不純物(鉄粉・燃えカス等)を包み込む力が衰え、エンジン内部の摩擦部分への潤滑が充分にできなくなります。★交換目安
走行距離と使用期間を勘案するとともに、整備士のアドバイスを参考にして交換しましょう。<交換を怠ると>
★point
長時間交換しなかったエンジン・オイルは、不純物(鉄粉・燃えカス等)を包み込むことができなくなり、エンジン内部の摩擦部分に鉄粉などが直接当り、傷をつけたり、潤滑不良による焼き付きを起こします。<最悪の場合>
★point
エンジンの調子が悪くなり、最悪の場合焼き付きを起こし、エンジンが停止してしまいます。このようになるとエンジンを分解する必要があり、多大な出費につながります。
LLC(エンジン冷却水)
<正常な働き>
LLC(エンジン冷却水)はエンジン内部を循環し、エンジンで発生した熱を吸収してラジエータで放熱することにより、エンジンを冷却しています。また、冬季の冷却水の凍結によるエンジンやラジエータの破損を防ぐとともに、腐食防止剤により錆や腐食を防止します。<交換の必要性>
★point
LLC(エンジン冷却水)は長期間使用を続けると、腐食防止性能及び凍結防止性能が低下してきます。★交換の目安
使用年数と凍結温度を確認して交換しましょう。<交換を怠ると>
★point
腐食防止性能が低下したまま使用し続けると、エンジン内やラジエータ内を腐食させ、錆などが冷却水の通路を詰まらせたり、腐食によりラジエータ等に穴が開き、冷却水漏れを起こす可能性があります。<最悪の場合>
★point
冷却水の通路が詰まったり、冷却水漏れを起こした場合、エンジンを冷却することが出来なくなり、オーバーヒートを起こし、最悪の場合エンジンを分解する必要があり、多大な出費につながります。