ブレーキ・フルード
<正常な働き>
ブレーキ・ペダルを踏んだ力はブレーキ・フルード(液体)を介してブレーキ・キャリパやホイール・シリンダに伝えられ、ブレーキを作動させています。<交換の必要性>
★point
ブレーキ・フルードは使用しているとマスタ・シリンダのリザーバ・タンクから空気中の水分を自然に吸収し、劣化していきます。★交換の目安
使用年数を勘案して交換しましょう。<交換を怠ると>
★point
ブレーキ・フルードが劣化したまま使用を続けると、ブレーキを多用したときにブレーキ・フルードが沸騰したような状態になり気泡が発生し、ブレーキ踏力が伝わりにくくなり、ブレーキの効きが悪くなります。<最悪の場合>
★point
ブレーキの効きが悪いと、本来回避できる事故も回避できなくなり、大変危険です。事故を起こしてしまうと、整備費用が掛かるばかりでなく、他の人に迷惑を掛けることにもなります。
ブレーキ・パッド
<正常な働き>
ディスク・ブレーキをブレーキ・パッドで円盤状のディスク・ロータを挟み込むことによる摩擦力によって車を停止させています。ブレーキ・パッドは摩擦材、ディスク・ロータは金属を使用しているので、ブレーキ・パッドの方が早く磨耗します。
<交換の必要性>
★point
ブレーキ・パッドの摩擦材はブレーキを使用する度に、消しゴムのように少しづつすり減っていき、使用限度になると、ブレーキからキーキー音がします。★交換の目安
定期点検時に残量を確認し少なければ交換が必要です。<交換を怠ると>
★point
ブレーキ・パッドの摩擦材が摩耗して無くなってしまうと、ブレーキ・パッドの金属部分とディスク・ロータが直接接触して、ディスク・ロータに損傷を与えてしまいます。また、ブレーキの効きも不安定になり、非常に危険です。
<最悪の場合>
★point
ディスク・ロータが損傷すると、交換が必要になるばかりか、ディスク・キャリパにも損傷を与える可能性があり、その結果、制動力の低下による事故を引き起こす原因となります。