最近導入したエアコンのメンテナンス機器
エアコンガスのクリーニングと各車両へ適正量を再充填する機械です。
エアコンのガスって年間わずかながら、減っています。
減っているってことは、どこかガス漏れしてるんじゃない?って思いますが、実はエアコンのゴムホース部分やゴムパッキン部分のゴム繊維から自然に減ってます。
わかりやすいのは、タイヤも空気が自然に減りますよね?それと同じです。
年間3〜8%ずつ減っていくそうです。
新車から5年半経過しており、一度も事故やエアコンガス補充はしてません。
この機械、スナップオン(SNAPーON)から販売されてる、整備プロ専用の高性能なエアコンメンテナンス機器です。
まず、機械の低圧と高圧ホースをクルマへ接続します。
接続後、機械を設定します。
クルマから機械へエアコンのガスを全回収します。回収するとクルマに入っていたエアコンガス量がわかります。
回収したガスは機械の中にフィルターを通ってキレイなガスになり保管されます。
空っぽになったクルマは機械で真空引きをします。(エアコンシステムの配管内を真空状態にします)
真空引きは長い時間することで配管内部の水分をより多く蒸発させて、配管内部を良い状態にできます。
最低10分以上真空引きします。当店おすすめの20分で設定。
真空引きした後で漏れチェックも機械がやってくれます。
真空圧力から変化があれば漏れてると判定され、エラー表示されます。
そうなったら漏れ部分の点検と修理は当然必要です。
今回は無事正常でした。
エアコンガスの再充填する前に、エアコンコンプレッサーのオイルも充填します。
おすすめは『WAKO’SのPACプラス』です。添加剤入りのオイルです。
もちろん普通のコンプレッサーオイルも選べます。
規定量は320g±30gなので290から350gです。
今回はPACプラスを使用してますのでPACプラス内のガス20gも考慮して、ガスの再充填設定を310gにセットしてあります。
総トータル330gになります。
再充填も1、2分で自動で終わります。
今回の作業内容
規定量から年間5%が5年間抜けると計算すると320×(0.95の5乗)=247.6gになります。
でも、新車状態で規定量入ってるとも限らないので、あくまでも参考までの計算ってことで・・・。
『違うぞコノヤロー』ってクレームはいれないでね!
最後に、吹き出し口温度の測定結果、作業前と作業後です。
『たった1.5℃しか変わらないじゃん』と思うかもしれませんが、手のひらの感覚的に変化は感じます。
あとドア開けた状態で測定してるので、通常使用(走行中)では車内の冷えスピードが今までより早くなると思います。お気軽に問い合わせください。
作業時間目安 30分